福利厚生を使い倒す。ベネフィット・ワンなどの優待を家計に活かす方法
会社の福利厚生やベネフィット・ステーションなどの優待サービスを、映画、旅行、外食、学び、健康管理に活用する考え方を解説します。
節約というと、クーポンアプリやポイント還元に目が向きがちです。しかし、会社員やその家族なら、まず確認したいのが勤務先の福利厚生です。
福利厚生は、給与明細には見えにくいものの、使い方次第で家計の助けになります。ベネフィット・ワンの「ベネフィット・ステーション」のような総合福利厚生サービスを導入している会社もあります。
福利厚生は見落としやすい
福利厚生は、入社時に説明を受けても、そのまま忘れてしまうことがあります。社内ポータル、健康保険組合、労働組合、福利厚生サイトなど、情報が分散していることも理由です。
でも、映画、レジャー、宿泊、外食、フィットネス、育児、介護、学習、健康診断など、日常生活に使える優待がある場合があります。
特に転職した人や、入社から数年経っている人は、一度見直す価値があります。会社の制度は毎年少しずつ変わることがあり、以前はなかったサービスが追加されている場合もあります。
福利厚生は給与のように銀行口座へ振り込まれないため、使わないと価値を感じにくい制度です。しかし、実際には会社が費用を負担して用意していることも多く、使わないのはもったいない場合があります。
まず確認したいジャンル
- 映画館やレジャー施設の割引
- ホテルや旅行の優待
- フィットネスクラブ
- 飲食店の割引
- 書籍や学習サービス
- 育児・介護支援
- 健康相談やメンタルヘルス
- 人間ドックや健康診断の補助
特に、もともと使う予定がある支出に福利厚生を当てられると、無理なく節約できます。
たとえば映画を年に数回見る人なら、チケット割引だけでも効果があります。旅行が好きな人なら、宿泊補助やレジャー割引が使えるかもしれません。ジムに通いたい人なら、法人会員価格がある場合もあります。
大事なのは、自分の生活に合うジャンルだけを見ることです。使わないジャンルの割引を追いかけると、かえって支出が増えます。
ポイントは「使う前に検索」
福利厚生は、あとから気づいても使えないことがあります。映画のチケットを買う前、ホテルを予約する前、外食に行く前、フィットネスに申し込む前に、福利厚生サイトで検索する癖をつけましょう。
毎回すべてを調べるのは面倒なので、よく使うジャンルだけブックマークしておくと便利です。
おすすめは、スマホのホーム画面に福利厚生サイトを置いておくことです。アプリがある場合はログイン状態を維持しておき、使う前に10秒だけ検索します。
また、家族で使える制度なら、家族にも共有しておきましょう。本人だけが知っていても、旅行やレジャーの予約時に忘れてしまうことがあります。
使いすぎには注意
福利厚生の優待も、ポイントと同じで「お得だから使う」と支出が増えることがあります。行く予定のなかったレジャー、不要なサブスク、なんとなくの外食が増えるなら節約にはなりません。
あくまで、予定していた支出を安くするために使うのが基本です。
福利厚生は、支出を増やす理由ではなく、必要な支出を軽くする道具です。
割引率が高いほど、使わないと損に感じることがあります。しかし、本当に損なのは、使う予定がなかったものにお金を払うことです。
福利厚生は「節約の入口」であって「消費の言い訳」ではありません。家計簿をつけている人は、福利厚生を使った支出も通常の支出として記録しましょう。
家族で使えるかも確認
福利厚生サービスによっては、本人だけでなく家族が使える場合があります。旅行、レジャー、育児、介護などは家族利用の方が効果が大きいこともあります。
ただし、対象範囲、利用条件、本人確認、予約方法はサービスごとに異なります。必ず勤務先や福利厚生サービスの案内を確認してください。
育児や介護の支援は、必要になった時に初めて探すと大変です。今すぐ使わなくても、どこに情報があるかだけ把握しておくと安心です。
健康診断、人間ドック、メンタルヘルス相談なども、家計だけでなく生活の安心につながります。節約というより、将来の大きな支出や不調を防ぐ意味があります。
会社員の隠れた資産として考える
福利厚生は、会社員が持っている隠れた資産のようなものです。給与、賞与、退職金だけでなく、福利厚生も含めて待遇を見れば、働く会社の見え方が変わります。
転職を考える時にも、額面年収だけでなく、住宅補助、健康保険、福利厚生、学習補助、リモート環境などを含めて比較すると、実質的な生活コストが分かりやすくなります。
まとめ
福利厚生は、使わなければ存在しないのと同じです。毎月の固定費を下げるほどの大きな効果はなくても、映画、旅行、健康、学習などで積み重ねると家計の助けになります。
- 社内ポータルや福利厚生サイトを確認する
- 使う前に検索する癖をつける
- 予定していた支出にだけ使う
- 家族利用の条件も確認する
- 割引率より、生活に合うかを重視する
まずは自分の会社の福利厚生ページを開いて、よく使うジャンルを3つだけ探してみましょう。